こんばんは〜〜!!
ただ今、夜の0:50!
今日の記事はこんな時間になってしまいました。
みなさんお気づきでしょうか?
今まで毎日更新していたブログが昨日途絶えたのです。
完全に習慣化されていた私はソワソワしてしまいましたが、
書けなかったことには理由があるのです......
なんと15日夜20時ごろに、子猫を拾ったんです。
きっかけは、買い物。
私がゲストハウスに必要なものを買い出しに行った際に、行きに道端に子猫がヨロヨロと歩いているのが見えました。その時点ですごい心配だったのですが、「親猫がいるかも」「拾ってどうするんだよ...」と色々考えてしまい、スルーしました。
しかし帰りに通った時、その子猫は道路脇にうずくまっていたのです。
それを見た私は、一瞬、スルーしようとしました。スルーするのは悪いことではありません。ですが、私は猫が大好きです。実家でも猫を飼っていますし、猫を眺めているだけで幸せになります。そんな私が弱った子猫を放っておけるでしょうか......
そんなことはできなかった。
私は着ているTシャツを脱いで、雨に濡れて衰弱している猫を包みました。『にゃぁ〜......』と一言鳴いた子猫は、抵抗もせず、ただぐったりしているだけでした。
私はその時、かなり動揺していて、ゲストハウスのオーナーに連絡もせず、そのまま持ち帰ってしまいました。今思えば迷惑をかけてしまったなと反省しています。そんな状態でも、「そんな状態の子猫を放っておくのは人間がすることじゃねぇ」って言ってくれたオーナーには感謝しています。
帰ってる途中とか、帰ってから、若干パニックになっていて、メソメソ泣いてしまいました。猫がこんな状態になってしまったことが悲しくて。私は泣き虫だ。
子猫には、ひとまず乾いたタオルで包んで、ミルクを与えました。スポイトで口元まで持っていきましたが反応はなし。歯の隙間にミルクを垂らしましたが、ほぼ飲めない状態でした。
体温もかなり低い感じがしたので、ググったら、お湯を入れたペットボトル・湯たんぽをそばに置いてあげるといいらしい、ということがわかったので早速実行。お湯の温度は45度くらいとあったので、人の手で触って少し熱いくらいにして、そばに置いておきました。
スゥスゥと寝息をたてて、寝ています。
その間に、夜間にも営業している動物病院を探しました。
その時の時刻20:50。その時点で営業している動物病院が「風の動物病院」。早速電話しました。
私「すみません、そちら夜間は営業していますか?」
病「はい。していますよ。どうされました?」
私「子猫を拾って......ぐったりしてるので何ができるかお聞きしたいんですけど」
病「子猫の大きさはどのくらいですか?」
私「えぇと.....どのくらいだろう......(若干パニクっている)」
病「大丈夫ですよ。手のひらより大きいですか?」
私「手のひら2つ分くらいです。」
病「歯は生えていますか?」
私「はい」
と、すごい優しく状況を聞き出してくれました。
............省略
私「わかりました。ありがとうございます。」
病「はい、頑張ってください。一応お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
病「最終受付は23:30です。また、もし診察にいらっしゃるようでしたら、夜間診療は事前に連絡が必要ですので、必ずお電話していただくようお願いします。」
歯が生えているならささみやキャットフードをあげること、もしダメならミルクを少しでも飲んでもらうようトライすること、夜間診療は初診費5000円取られること、24時間営業の動物病院は「動物病院22時」、ゲストハウス近くの動物病院なら「ながみね動物クリニック」があることを教えてくださいました。
本当に助かりました......
その場にいた人たちで相談しましたが、『一晩我慢してもらって、明日朝一で動物病院に行く』ということにしました。
ゲストハウスに猫を入れるわけにはいかないので、別の棟で私と子猫と2人で寝ました。お湯を変えてみたり、口元に水を垂らしてみたりしているうちに、少しずつ動くようになりました。体勢が変わるたび、タオルをかけ直しました。
そんなことしていたら、ほとんど眠れず朝になりました。
そして「ながみね動物クリニック」へ。
受付してすぐ、「ひとまず顔色を見てみます。」と言って、箱の中の子猫の様子をみてくださいました。するとそそくさと裏に行って何かをしていました。
「今、体を温めるものを用意しています。」
「体温がかなり低いですので、これで温めてあげてください。」
その日はとても混んでいて、1時間半ほど待ちました。周りにはワンちゃん猫ちゃんハムちゃんがたくさんいました。お客さん同士も仲良く話をしていました。途中、子猫が鳴き始めたときには、少しホッとしました。
そしていよいよ診断です。
診察台の上で体重を計り、体温計でお尻から体温を測りました。
『38.4℃』
「体温は問題なさそうです。」
その瞬間。
子猫がおしっこをしました。
それはいいのです。よくあることみたいです。
でも、ショッキングなことに、尿の中にウジがいたんです。
その場にいた全員が戦慄しました。
獣医さんも
「これは、大変だ。」
「尿だけじゃない。頭蓋骨の形もおかしい。」
私の目を見て、
「これは、かなりの重体です。人間であれば、集中治療室で治療をして、入院するレベルです。」
「ただ、猫は人間とは違って、治療の選択をできます。人間なら、できる限り頑張って延命しますが、猫は違います。しかも今回は拾った猫です。もちろん、愛護団体に保護してもらうことは可能ですが、治療する確率は低いでしょうし、治療しても少ししかしないと思います。」
「もしお金持ちに拾われたなら、この子は十分な治療を受けられるでしょう。でも、この子の運命は違った。こんなことは言いたくありませんが、最悪の場合は、野に返すことも出来ます。」
「一番簡単な決断方法としては、いくらまで出せるか?ということをはるかさんが決めて、我々が治療する。そう行った形で協力して治療をしてあげることが、最も最適なのではないかと思います。」
「もしも、10万円あればかなりのことができます。しかし、その額は相当ですよね。はるかさんが、できる限り出せる金額はいくらでしょうか?」
子猫が死んだくらいで、私はなんの刑にも処されない。
むしろ、自然の摂理なんだから、手を出さないほうがいいんじゃないか?
見捨てることだって選択肢の中にあるんだ。
数万円出して、私になんの得があるだろう?
私は貧乏だ。さらに貧乏になるつもり??
でもここで私は見捨てることができる?
この子猫はどんな運命を持っているのかなぁ......
そんなことを一瞬で考えて、
『3万円までなら出せます。』
獣医さんは嬉しそうな顔で
「はるかさん、素晴らしいですよ。3万円あれば、相当なことができます。治療もできるし、入院もできます。僕たちもできる限りのことをします。」
「ただ、はっきりさせたいのが、今回は限られた資金の中ですので、検査はしません。治療に専念します。」
「何かあれば、すぐにお電話しますので。ご安心ください。」
私はお辞儀をして、待合室に向かいました。
最後に「吉原 ちゃん」っていう紙切れをもらった。どうやら診察券らしいけど、やけにペラペラでシンプルだった。
「本当は、このカード、ラミネートするんですけど」
「猫ちゃんのお名前がもし決まったら、記入してラミネートしますね。」
名前を決めたりなんかしたら、子猫の虜になってしまう。
そんなことを思いながら、獣医さんに挨拶をして、子猫を預けてきました。
明後日くらいに、お見舞いに行こうかな。
そして最後に、
もしこの子猫の治療に手を貸してくださる方がいらっしゃいましたら、こちらにて寄付を募っているのでご協力よろしくお願いします。
お返しはありませんが、子猫が元気になったら、写真をアップするつもりです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
みなさんいい夢を。
おやすみなさい。
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